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ホーおじさんとギャラリエ・ハノイ

サパを出て、一度ハノイに戻る。


行きは夜行列車だったから、帰りは夜行バス。



サパから戻ってくると、やっぱり暑さが違う。




ハノイにはホー・チ・ミンの遺体が安置されている、ホーチミン廟がある。

ホーチミンはベトナム建国の父で、ベトナムの紙幣全てに描かれていて、街でもいたるところで肖像画を見かける。



今でも「ホーおじさん」という愛称でベトナム人にとって親しみがあるという。





要するに、「英雄」。




P1020344.jpg


ホーチミンが眠る廟。



ホーチミン廟へは雨の中バイタクで行ってきた。



行ってみると、ツアーなのか集団観光客などもたくさんいた。

荷物を預けて、カメラを預け、列に並ぶ。



午前中しか開いていないので、結構人が来ている。

ホーチミンが眠る廟まで列ができる。



服装などに充分気をつけていくようにとガイドには書いてあったけど、意外と半ズボンとかサンダルの人もいた。





廟は、衛兵達にしっかり守られていた。





廟の前まで来ると、少し鳥肌が立った。



英雄と呼ばれた人。

その人物を生で見ることになる。



しかし、自分に関係のない人。

知らない人の遺体、と言ってしまえばその通り。




それでもそこにいるのは、1人の眠る人間。

色々な事を思い、考え、歩んだ、1人の人間がそこにはいて、一つの世界が消えた後の人間。









中までずっと列が続いて、ホーチミンが眠る部屋までやってきた。







彼は赤っぽく暗いライトに照らされて、透明な棺の中で眠っていた。


本当に人間なのか、少し疑問に思うほど綺麗に彼は眠っていた。


赤地に、ベトナムの国旗にもある黄色の星と、旧ソ連の国旗を思わせる、黄色い斧と剣の社会主義のマークを背負い眠っていた。



そう、ベトナムは社会主義国。

それでもなかなか色鮮やかな国。






正直、僕は思ったほどグッとはこなかった。

やはり人間1人が眠っている、という不思議な感情はあったけど、英雄、を見た、という感覚はなかった。



感想を言わせてもらえば、「高校の担任に似ているな」。




ただ、眼鏡を預けて来てしまったのは少し後悔した。






後々調べたら、ホーチミンは遺書に、自分の遺体はベトナム北部・中部・南部に分けて埋葬してくれ、とあったらしい。

しかし、彼が亡くなったのがベトナム戦争中だったから、それができず、政府側がその時、遺書のその部分を隠したらしい。

そして、社会主義の一人者である、レーニンをならい、遺体が永久保存されたらしい。








ホーチミン廟の周りは生前、彼が住んでいた家や、博物館がある。

でも、それらはやっぱりただの家であって、そんなに面白くなかった。



池や木々もあって、都会のオアシスのような場所だった。










P1020334.jpg



ベトナム幼稚園の遠足。パンチラ注意。














そして、ハノイにはもう一つ、顔がある。


と、僕は思った。


それは、意外と絵画の街。



ハノイに限らず、ベトナムでは結構絵画を売っているところがあった。


これは旧宗主国のフランスの影響なのか。







僕は絵だとかも元々好きで、詳しくはないけどよく見たりする。



街を歩いていて、流し目がてらにいくつか見ていたら、一つ、心を掴まれた絵があった。




それは、白いアオザイを着た女性が笠をかぶっている、後姿の絵。


こういうアオザイの女性の絵はたくさんあったけど、どうにもその一枚にはすごく惹かれてしまった。



単純な構図で、色使いとか塗り方も特に珍しい感じはしない。

強いて言うなら、色の重ね方が少し好きだった。




街中で立ち止まって眺めていると、店の人が声を掛けてくる。


その声に導かれると、店内にはたくさんの絵。





写実的な絵ではなく、抽象画や、荒い油絵なんかあったけど、なんだかその空間が僕は妙に気に入った。



特に、一番の自信作なのか真ん中にあった、ハノイの秋、とでも題すような絵にすごく惹かれた。



数人のアオザイを着た女性が自転車に乗っていたり、歩いていたり。

そして、水たまりに写る、おそらく古いハノイの街並み。


絵の半分は紅く色を変えた葉が描かれていた。



確かに構図としては珍しいものではないかもしれないけど、少し鳥肌が立った。




ずっと見ていたいと思える絵で、本当にそう思ったのは、人生で初めての絵かもしれない。


これらの絵は売っていて、一瞬、「ほしい。」とも思ったけど、やはり買ってしまうのは違うなと思った。

もちろん買えるはずのお金もないけど。



ダメ元で「写真撮っていい?」と聞いてみると、「No」と返ってきた。

当たり前だ。



でも今思うと、撮らなくてよかったな、と思う。






今回、ハノイには1泊だったけど、翌日もハノイを経つ前にもう一度その絵を見に行った。


宿から少し遠くて、道に迷いながら行ったけど、やはりあのアオザイの後姿の女性が僕を待っていてくれ、僕は彼女に案内されるように中へ入った。










そして、昨日と変わらぬ、アオザイの女性が行き交うハノイの秋を見た。

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あらた

Author:あらた

 小さい頃に国旗のぬりえにはまり、それ以来地理が大好きになってしまった可愛くない幼稚園児時代から全ては始まった・・・。

 世界地図を眺めていたら旅へ出てしまった、よくいる休学大学生。

 世界中を歩いて歩いて、感動したり、激怒したり、飲んだり飲まれたり、聖なる剣を探したり、手から炎だしたり、世界を救ったり。そんな僕も世界中の旅人と「よい旅を」と握手をし、2010年末帰国。でもブログはまだ続いています。

 はぁーーたまごかけがご飯がうまい。

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