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正義の代償、ベオグラード・セルビア


P1100242.jpg


ヨーロッパのよくある風景。







サラエヴォには2つバスターミナルがある。

今でもボスニア・ヘルツェゴヴィナには2つの組織、スルプスカ共和国(セルビア共和国)とボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦あるように、2つの違った性質のバスターミナルがある。

(詳しいことは前回、前々回のブログで。)



サラエヴォから次に向かったのはセルビアという国。

セルビアに行くには、サラエヴォの中にあるスルプスカ共和国側のバスターミナルからのバスの発着が多い。


でも、1日1本、朝6時にボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦側からのバスがあったので、そっちから向かいました。







そんなわけで、セルビアの首都ベオグラード。


P1100207.jpg




・・・ついにきてしまった!!!

キリル文字の国!!!





旧ユーゴスラヴィアは、7つの国境・6つの民族・5つの共和国・・・と続くのを聞いたことがある人も多いでしょう。


そこに出てくるのが、「2つの文字」。




そう、セルビアはロシア語と同じキリル文字の国。

日本語で言うところの、顔文字ですね。

(゜д゜)のдですね。









読めねぇ・・・・・・!!!



でもこれ、ちょっとわかると、意外に簡単に読めてくる。






実はこれ、アルファベットと連動してるんですね。



ДはDで
ИはIで
ЛはLで
БはBで
НがNで
РがRで
Фがphで


更新遅れてて、リアルワールドではここにいたのはもう一ヶ月前の話なので、もう読めません。


「Инфроматион」が「Information」と読めたときの感動はすごかった。






P1100206.jpg


そんなわけで、ここセルビアは、旧ユーゴの中心の国。


共産主義の中心だったので、街中はちょっと灰色ぽい。



旧ユーゴスラヴィアといえば、チトーという英雄がいます。

このチトーおじさんは超敏腕の政治家。


チトーのおかげで、ユーゴはナチスの一時的な侵略から抜け、一つの国となりました。

チトーはユーゴスラヴィアという国を一致団結させて、彼が生きている間は民族の壁は薄く、ユーゴも安定していました。



そのユーゴを束ねていたのがここセルビア。






しかし、チトーが死んでから、ユーゴは泥沼の戦争が始まっていく。

英雄チトーはものすごいカリスマだったんです。





その後のセルビアは、世間的に見れば「悪役」の国になります。





P1100261.jpg


ここは政府系の建物が集まる通り。

一見すると綺麗な建物が集まっていますが、一箇所だけ不自然なところがあります。



P1100252.jpg



ここはクネズ・ミロシュ通り。

これは昔の政府系の建物です。


爆撃の痕が今でものこっています。





この爆撃はごく最近。


NATO軍による爆撃。




NATOとは、アメリカや西欧からなる国際機関。

世界からしたら「正義」と呼ばれる国々。





P1100254.jpg




ここは今でもこのままで、曖昧な記憶なんだけど、取り壊すより別の建物に移動したほうが費用がかからないとかで、今でも残っている建物。

今でも普通に街の中に溶け込んでいます。


建物の中をよく見てみると、椅子や机、書類のようなものが中にあるのが見れました。


ここに人がいて、働いていたのは見て分かります。




P1100258.jpg



セルビアが旧ユーゴの中心である、ということは、「ユーゴから独立したい」と言った国を攻撃する側の国なのです。


ボスニア内戦の時には不可侵(攻撃をしてはいけない)の村を徹底的に虐殺したこともあります。

これは、国際裁判で後にジェノサイド(虐殺)と認定されました。




ここがNATOによる爆撃を受けた理由はコソヴォ問題。

これは聞いたことがあるでしょう。



非常にデリケートな問題なのですが、簡単に言えば、セルビアが「コソヴォは意地でもセルビアである」としたこと。

コソヴォは実は今となってはセルビア人はほとんどいなく、アルバニア人という人々が住むところ。


そしてまたコソヴォ内戦が始まります。



これに、アメリカを筆頭としたNATO軍が介入。

コソヴォについたNATOはセルビアを敵国として、爆撃をしました。


コソヴォ問題については、後にコソヴォに行ったので、そこでまた紹介します。





どちらかに肩を貸した説明はあまりしたくないのですが、

要するに「正義の代償」とでもいったところ。






悪役も人間であって、そこには人が住んでいて、悪国にも人が生きているということです。


なんだか、とても複雑。







P1100245.jpg




個人的な意見になってしまいますが、僕にとってやっぱりセルビアは悪としての見解でした。


でも、レストランで話した店員さんは「世界中からセルビアは悪者にされている。でも本当はそうじゃないんだ。」と言っていました。

お互い英語が流暢なわけではないので、深い話はできなかったけれど、なんかその一言で少し不思議な感情をもちました。


悪者と呼ばれている側からの声、というのはとても大事だと思います。


やっぱり固定観念とは人の考え方を硬くするんだな、とつくづく思います。








正義の代償、とは今でも存在しているものです。


僕達は知らないことが多いけど、今でも戦争は起こっている。




現に、国際裁判で虐殺と認定されたものが、今でもアフリカでは現在進行形で進んでいる。








・・・珍しくオレの主張を書いちゃうけど、日本のマスメディアは本当に今のままでいいのか。



需要とか視聴率、「ビジネス」という面でのマスメディアが必要なのは理解するさ。


女優が変な役柄をしたとか、あの芸能人が歌手デビューとか、そんなのが報じられている中で、知らないところで虐殺は今も起こってる。


虐殺を止めろとか、平和を唱えろとか、そういうことじゃなくて、まずはオレ達が知ることが重要なんじゃないのか。


まずは、知るだけでいいんじゃないのか。

それを伝えるのはマスメディアなんじゃないのか。
















ちょっとこういうところに来ると考えてしまいます。


ここで知ったことは「悪者も生きてる」。






















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やっぱユーゴ編はちょっと重くなりがちだね。
でもそれを知りたかったから、こっちに来ました。

一言:スペインの週末は宿がない・・・。野宿か1万円のシングルの二択を迫られてオレは・・・。
    イエーーィ!!!バスタブ最高ー!!!朝飯はバイキングだーーー!!!
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Re: No title

んー実はそういう概念はなくはないんだなこれが!!!
やっぱこういうものを自分の目で、情報としての知識じゃなく、経験としての知識で見れると知識の深さが本当に違う。
色々行ってみると感銘を受けて、もっと勉強しようって気になりますねー!!
帰ったらスーツ着なきゃいけないのかー・・・。
プロフィール

あらた

Author:あらた

 小さい頃に国旗のぬりえにはまり、それ以来地理が大好きになってしまった可愛くない幼稚園児時代から全ては始まった・・・。

 世界地図を眺めていたら旅へ出てしまった、よくいる休学大学生。

 世界中を歩いて歩いて、感動したり、激怒したり、飲んだり飲まれたり、聖なる剣を探したり、手から炎だしたり、世界を救ったり。そんな僕も世界中の旅人と「よい旅を」と握手をし、2010年末帰国。でもブログはまだ続いています。

 はぁーーたまごかけがご飯がうまい。

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