と!いうわけで、
飛びます!!!ダマスカスを発つフライトの時間は朝4:00とこれまた面倒くさい時間帯。
ひーまっ!!!
これから向かうのはヨーロッパさんである。
・・・あのヨーロッパさんですよ!!!
インドなんかいる間には、その存在さえ都市伝説だったあのヨーロッパさんですよ!!!
ミラジョヴォビッチかなんかが話しかけてきたらどうしよう・・・。
ミラジョヴォビッチってどこで区切るんだろう・・・。
・・・はっ!!!
今いる格好でヨーロッパに行ってしまっていいのだろうか!!!
中東では水着にタンクトップ、サンダルという海の家スタイルでなんの臆面もなく街を闊歩しているわたくしである。
いけない!!!これはいけない!!!
ヨーロッパってあれだろ!??
こう・・・綺麗なお姉さんがコツコツハイヒールで街を歩くあれだろ!?!?
男だってスーツばしっ!!と決めて、もみあげとヒゲが繋がっててもそれはワイルドであって、オシャレなんだろ!??
犬だって、野犬じゃなくてペットなんだろう?!?!?!?どうにか、綺麗にしなくては・・・。
いつもの日本での
代官山でキャラメルマキアートを飲みながら、英字新聞を読んでいるスタイルを取り戻さなくては!!!
そうだ、風呂に行こう。

トルコといえばトルコ風呂というのが聞いたことあるように、アラビア世界にもアラブ風呂というものがあるんだなこれが!!
というか、同じなんだけどさ。
ハマムだったり、ハンマームだったり、するわけですが、そちらがこちら!!!
なかなかきらびやかじゃないの!!!
ここはダマスカスの「なんとかハマム」。
もう名前を説明する必要ないね。忘れちゃってるもん。
とにかく、ダマスカスで一番古いハマムでなかなか由緒正しいらしいよ。
1年前の初めてのバックパッカーでトルコに行ったときから、ハマムは行ってみたかった。
元々我々日本人とはお風呂大好き星人。
日本人がONSEN好きというのは外国人も知っているらしい。
しかも母の実家がお風呂屋さんであるオレは、トップクラスの
銭湯民族であるのだっ!!!
まあハマムって大抵は湯船はないんだけどね。
1人でカフェに入るのも怖かった僕は1年前には勇気がなく、ハマムに入ることができなかった・・・。
1年後・・・
世界一周という男を大きくする旅に出た狼一匹。
「はじめてのハマム~ひとりでできるもん~」
・・・どうしよう・・・やっぱ入るの怖いな・・・。
いや!!ここで逃げては男がすたる!!!
一念発起!!!(?)
いざ、ハマムへ!!
・・・でもここで男に襲われたら、それはそれで男がすたるよ?
し、知るか!!!
初めてのハマム。
まずは、おじさんに脱げといわれそのまま脱ぐ。
聞いた話だと、パンツのまま入るとこもあるんだって。
とりあえず、恥ずかしくないように、パンツは履いたまま。
「おい、それも脱げよ。」 「・・・は、はい!!!」ゴクリ
パンツも脱ぐが、脱衣場は店に入ってすぐの、いわばフロントみたいなところ。
・・・ここで全部脱ぐのか・・・。
なかなかのスリル・・・。
おじさんがでかいバスタオルを巻いてくれて、石鹸やらヘチマの体洗うヤツみたいのを渡される。
中に入ると、結構な数のシリア人の若者。
最初は物珍しそうに見られたけど、やっぱりシリア人
「最初はまずサウナ行きな!!」
と裸の付き合いでも優しい。
すっげぇ湯気のサウナでゆっくりしてまず体をふやかす。
そして洗い場で体を洗う。
やっぱこう・・・でかい風呂場ってのはいいね。
あの声が響いて、お湯が流れてる音がいいよ。
お湯で全身を流すあの幸福感とい・・・
「ヒアッ!!!」
「へっへっへ。」
さすがシリア人。
いたずら好きのおじさんが水を背後からかけてくる。
体を洗ってくれるおじさんがいて、そのおじさんに
日焼けで痛い肌をゴッシゴッッシ洗ってもらって叫んで。
そのあとは無駄に体を何度か自分で洗って、終わり。
出ると、すごい量のタオルを巻いてもらって、湯休み。
最後にチャイをもらって、フロントでのんびりします。

サービスショット。
この写真載っけようか悩んだんだけどね。
湯上りです。
スッピンです。
そしてこのタオルの下は、
僕は全裸です。やっぱ恥ずかしいね。
グラビアアイドルってすごいや。
中東最後のサービスショットです。
タオルの下は全裸って、よく考えたら「服の下は裸です」と変わんないね。

そんな感じで、ハマム行って、宿でちょっと休ませてもらって、気づいたら寝てて、夜0時。
寝てしまったために空港に行くバスがなくなり、ここはしょうがなくタクシーで空港へ向かう。
このタクシーの運ちゃんも変なおもろいヤツで、英語通じなかったけど
「キーナ、ノー。コリア、(小さく)イエス。ヤパン、(大きく)イエス!」
と親日家のいい兄ちゃんでした。
ずっと冗談半分で「もう100ポンドくれない?」って言ってたけどね。
冗談かわかんないけど。
そして、ダマスカスの空港。
結構小さめ。
出国税に1000シリアポンド(約2000円)かかると歩き方に書いてあったので、準備していくと
「出国税?半年前にいらなくなったよ。」
といわれる。
そして、ゲートを過ぎてしまったらもう両替所がない。
・・・シリアポンドなんてヨーロッパで持ってても何の意味もないだろうな・・・。
そこで僕のとった行動は、1000シリアポンドのクッキー詰め合わせの購入。
2000円のクッキーだぜ・・・。マジで言ってんのか・・・泣
こんなの本当はデパ地下で買うもんだろ・・・?
誰が考えたってシリアで買うもんじゃないだろ・・・。そんなこんなすったもんだあったわけで、さらばシリア。
さらば中東。
オレがヨーロッパ最初の地に選んだのは・・・。
ハンガリー!!!!!!きわどいところをつくねーオレは!!!
ダマスカスからマレブハンガリー航空という、また興味深い飛行機で飛び立つ。
席はなかなか広めでいいね。
そして、非常口のとなり。
実はエジプトまで来た時の飛行機でも非常口の隣で、なにやら非常口さんととても深い因縁を感じる。
というわけで、ハンガリーの首都ブダペストに到着。
寒ぅっっっ!!!でもね、この時の気温は30℃だったんだ。
それを寒く感じてしまったオレの体がピンチだ!!!
50℃を体験したインドと基本的に40℃前後の中東のあとだからな・・・。
というわけで、30℃ではあるが、秋用の上着を羽織り、バスに乗り、地下鉄に乗り、聞いていた宿までとことん迷いながらなんとなーくたどり着く。
ぁぁぁああああ!!!!!!!先進国だぁぁ!!!!!
ヨーロッパだぁぁぁ!!!!!!!!
トイレに紙が流れる国だーーーーー!!!!!!! いやはやいやはや・・・。、
ここまでよく来たよオレは・・・。
もうね・・・本当に泣けてくるよ・・・。
発展国と呼ばれる国を散々歩いてきて、やっと
信号が意味をなす国に帰ってきたよ・・・。

街を歩いてる自然とニヤニヤしてしまう。
ほらほら!!路面電車だよ!!?
街中を電車が走ってるんだよ?!!
汚いバイクが我先にと走ってないんだよ?!?
いやー、こう長い間旅をしてると気づくね。
やっぱ綺麗なほうがいいわ。
絵になりますなー、ヨーロッパ・・・。
よかった・・・。
ここまでなんとか生きてこれてよかった・・・。
っはー、そんな感じでなんとか中東終わりですね。
これからはついにヨーロッパ編突入!!
しかし実際のオレは現在ヨーロッパの南の端にいますw
そろそろアフリカへ入りますw
毎度ですが、
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結果的にヨーロッパ第1弾は1ヶ月1週間いました。
いずれ少しだけ戻ってきます。
一言:オネエの人に初めて直接誘われた。
・・・マジで怖かった・・・。このお話はイタリアで・・・。
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