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イスラエルへ、小さな聖人の家


ヨルダンの有名なマンスールホテルで出会った日本人の友人達とタクシーに5人で乗り込む。


アンマンから西へ西へ、ひたすら道を下る下る。

標高はどんどん下がっていき、耳に膜ができる。







着いた国境はキングフセインブリッジ。

標高は-300m。

なんと死海に近く、海水面よりも300mも低いんですね。






これから向かうのはイスラエル。





このキングフセインブリッジは実はヨルダンでは非公式な国境。


イスラエルへの入国はなかなかめんどくさい。






イスラエルへ入国する際に、普通にいけばイスラエルのスタンプをパスポートに押されることになる。

しかし、イスラエルスタンプがパスポートにあると、今後シリア、イエメン、リビア、イラン・・・などの国へ入国できなくなる。




これらの国は今でもイスラエルを国として認めていない。

この国々からしたら、イスラエルへ行ったことのある人間が自国に入ってくるということは、とんでもないこと。


リビアのカダフィ大佐なんかは、エジプトがイスラエルを認めたことに腹を立てて、それまでエジプトと同じ国旗だったリビアの国旗を一晩で変えたというほど。

(リビアの国旗は一晩で考えられたから、緑一色なんですね。緑はアラブの色です。)






なんでこんなにこの辺がいざこざしてるのかを、もんのすごく簡単に説明すると、


・アラブ諸国側:ここはずっと俺らアラブ人達の土地・パレスチナだぞ!!勝手に入ってきてイスラエルとかいう国つくりやがって!!ふざけんなユダヤ人!!

・イスラエル側:元々ここはユダヤ人の土地だったんだ!!ユダヤ教の聖書、旧約聖書にオレ達の土地が書いてある!!全部とり返すからな!!



ということ。

もんのすごく簡単にね。
もっと深く深くとっても根の深い問題があることを忘れないでください。














イスラエルスタンプを押されてはたまらないので、「No Stamp」というとイスラエル入国のスタンプを別紙に押してくれ、パスポートに入国したという形跡を残さずに入国できるのです。

その際、ヨルダン出国もNo Stampにしてもらいます。


結果から言うと、ヨルダン出国のスタンプもなく、イスラエル入出国をスタンプをもらわず、またヨルダン入国スタンプももらわず戻るので、その間はずっとヨルダンにいたということになります。


形としてはイスラエルに密入国みたいな形になるので、もちろんイスラエル側からしても、No Stampと言うといい顔はされません。

No Stampは100%成功する、というわけではなくやはりある程度リスクはあります。

だいたい成功するとは聞きますが。でもそれも情勢しだい。

















さてさてそれでは我々のイスラエル入国物語。






キングフセインブリッジの国境には朝早く8時前に着いて、まだイミグレーションが開いていなかったので少し待たされる。


「No Stamp」で、ヨルダン出国のスタンプはもらわない。ここはすんなりいった。



国境を往復しているバスに乗り、中でパスポートを返してもらう。



「・・・よし。ちゃんとスタンプないな!!」







ちょっとすると、小さな川を渡る。


有名なヨルダン川。

小さな川でこれが今の国境。




川を越えるとそこはイスラエル。



「wh――y?」



わ、わい?

なぜってそ、そんな・・・。



「あ、あー、この後シリア行くから・・・。」



もう完全に無表情で、苦虫を噛んだような顔。


「でもこの娘はもう行ってるでしょ?シリアスタンプあんじゃん。」




え、1回行ったらダメなの・・・。

「あー、この後トルコ向かうから!!トルコに行くにはシリア通るじゃん!!だから!!ね・・・!!」




「・・・チッ。」


いきなり席を立つお姉さん。

どっかに行ってしまう。


何かあるのかと思ったけど別になんもしないで、お茶でも飲んできたみたい。





「で、あんた達なに。関係は?」




リレーションシップ!!!

まさか住所とか滞在期間じゃなくて関係を聞かれるとは・・・!!!


「友達!!!アンマンで会ったから一緒に行こうって・・・!!!」





あっそ、みたいな目で何もこっちの回答にうなずくこともなく、ただ見てくる。



そんな顔じゃ綺麗な顔が台無しだよお姉さん☆


なんて冗談言えるはずもないし、そんな英語力があるわけでもない。






たまに電話をかけてドキドキしたり、他の管理官と無駄に雑談したりで、時間がかかる。

その間、一挙手一動に緊張するオレ。










ガシャンガシャン










・・・!!!



どっかスタンプ押したぞこいつ!!!






なんて思って返されるパスポート。


スタンプは別紙に押され、パスポートは犯されることなくなんとか無事生還。










結構めんどくくさそうに書いてますが、実際は思ったよりも簡単でした。


聞くところによると、おばあちゃんの名前まで聞かれたり、相当めんどくさいと思っていたんだけど、言われたとおりにしていれば普通の国より時間はかかるけど、入国はできます。



P1070546.jpg





さてさて。

無事パスポートを取り返しイスラエルに入国できた私たちは、イランやパキスタン、イエメンスタンプがあったために、別室送りにされた人を待ち、バスに乗って首都エルサレムへ向かう。








そしてエルサレムについて、まずは宿へ。








宿、と言っても今回行くつもりでいたのは旅人の間で口コミで広がっていた、イブラヒムピースハウスというところ。


ここはイブラヒムというおじいちゃんが寄付金でまかなっているという宿、というか家で、中東を旅する人の間で話題になったりした。





そこへ向かうためにバスで東エルサレム側のオリーブ山へ向かう。


P1070021.jpg




ピースハウスは看板があるわけでもなく、その辺にいた子ども達に「イブラヒムってわかる?」と聞いてなんとか辿り着いた。






そしてついに噂のイブラヒムおじいちゃんと面会。





「ここは私の家じゃないんだ。君のたちの家だ。だから私に聞かずに、あるものは好きに使ってくれ。」


「ご飯はたくさんあるから、食べたい時に食べてくれ。」




おおっ、なんと器量の大きなおじいちゃん!!

いいとこに来たな!!!





「私は国籍を持ってないんだ。でも世界中に何度も行ってる。」


「パスポートはないけど、平和活動で世界中から招待されて行くんだ。」


「イラク戦争の時もアフガン戦争の時もアメリカへ行って抗議したよ。イラクやアフガンの子どもをアメリカに連れていったりもした。」


「ユダヤもムスリムもキリストも関係ないさ。平和が一番に決まってる。」


「お父さんのブッシュにも、ダライ・ラマにも会ってる。インドでは何千の前で演説もした。」








・・・お?


この人すごい人なんじゃないか・・・?


ちょっと時代によっちゃ神的な人物になりえた人なんじゃないか・・・!?




P1060926.jpg







そういえばこの家の入り口には額縁に飾られた記事がいっぱいあったけど、そういうことです。


彼はパレスチナ人ですが、記事がヘブライ語で書かれていたことになんだか深い意味を見出しました。


そして家に飾られていた絵の、ユダヤのダビデの星と、イスラムの三日月が一緒に書かれている絵を見て、なるほど・・・、と。





彼に「あなたはすごい人ですね。」と言っても。

「私は小さなもんだよ。」

なんて言うんですね。






でも普段は


「EAT!!!!!!!」

「FOOD!!!!!!!!!」


と常にご飯を薦めててくれるおじいちゃんです。


たとえそれが食べ終わった後でも薦めてくれるおじいちゃんです。









それでも僕は彼を聖人と呼びたいです。














来るイスラエル。



着いたのは昼過ぎでちょっと昼寝のつもりだったのに、なぜか一気に翌朝までぐっすり寝てしまいました。





起きた朝に、眺めがいいよと言われていたルーフに行ってみました。






P1060914.jpg



エルサレムの朝日。



きっとキリストもヨハネも数々の聖人が見た朝日でしょう。





聖地エルサレムのはじまりはじまり。










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また少し更新遅れるかもしれません・・・。
イスラエルは書くのに少し頭を使います・・・。


一言:クロアチアにいます。
   たまにあるそうですが、入国スタンプの押し忘れをされました。
   警察署行ったのにめんどくさいのか、「大丈夫大丈夫。」と返されました。
   ・・・密入国中!!!
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プロフィール

あらた

Author:あらた

 小さい頃に国旗のぬりえにはまり、それ以来地理が大好きになってしまった可愛くない幼稚園児時代から全ては始まった・・・。

 世界地図を眺めていたら旅へ出てしまった、よくいる休学大学生。

 世界中を歩いて歩いて、感動したり、激怒したり、飲んだり飲まれたり、聖なる剣を探したり、手から炎だしたり、世界を救ったり。そんな僕も世界中の旅人と「よい旅を」と握手をし、2010年末帰国。でもブログはまだ続いています。

 はぁーーたまごかけがご飯がうまい。

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