ベトナム中部の都市、フエ。
ここはベトナムを南北に旅する旅行者ならば必ず寄るであろう都市。
というのも、北部のハノイ、南部のホーチミンから、ちょうど真ん中ぐらいにあって、南北の通過点になってる。
僕は、ハノイからフエの南部にあるホイアンを先に目指しましたが、ハノイ→フエ→ホイアンと、バスを乗り継いだ時にも時間があったから少し観光しました。
そして、ホイアンを見終え、フエに戻ってきました。
最初に乗り継ぎで来た時はバイタクのおっちゃんが
「乗り継ぎまでの4時間ぐらいで見所まわってやる」
っていうのでお願いしました。
ちなみにこういう人はよくいるので要注意です。
最初にオレのとこに来たおっさんは12$と言ってましたが、オレが頼んだおっちゃんは5$でやってくれました。
ベトナム人いい人も多いんだけど、その分堂々とぼったくるやつも多いんだよなー・・・。
まず行ったのは、ティエンムー寺。
ここは少し距離あるからバイタクじゃないときついかもね。

寺とツアーのアオザイの女性。
後姿はすばらしいんだけど、おばさんだった・・・。ここにはちょうど人がたくさんお祈りに来ている時間のいあわせて来てくれて、小僧っぽい少年が鐘を叩いていました。
中は結構日本の寺に似た雰囲気もあって、なんだか心地よかった。
東南アジアって派手なお寺が多い中、ここは暗めの色を基調としてたかな。
鐘の音色が染みました。

ベトナムは元々漢字を使っていた国。
1000年近く中国下にあったので、古い寺や建物には漢字が残っています。
ちなみに中国と日本が漢字を残した国、韓国・北朝鮮とベトナムが漢字をやめた国、と聞いたことがあります。
そして、フエの代名詞であるのが、阮朝王宮。
こちらは、中国の支配下時代の阮朝の王宮らしいです。
僕が名前から推測しました。


ここはなんとなく「国敗れて山河あり」を感じる、自然と建物の調和があってなかなか気に入りました。
僕はバイタクのおっちゃんと、ホイアンから帰ってきた後の2回行きました。

中は結構広いけど、入り口近辺に説明だったりの、大きな建物もあります。
他は原っぱの中に門やら祠やらがあって、2時間ぐらいかけて、のんびり見ました。
途中座って本を読んだりだとかするのにも、日陰があればいいところ。
結構気に入った。

世界遺産にも登録されてて、修復されているものも結構ある。
なんでも修復するのも必ずしもいい気もしないけど、それでも修復しないと崩れてしまうんだろうね。
個人的には崩れかけが一番好きなんだけど。
他にもフエには有名な寺が結構あるらしいんだけど、僕は行きませんでした。
自転車は借りてたけど、自転車でいける距離じゃないらしいし、なんか寺ばっか見てもすごいんだろうけど、あんまその時乗り気にならなくて。
フエはなんだか日本との交流が盛んらしいです。
フエには珍しくちゃんと日本語を喋れる人とも何人かあったし、「子どもの家」っていう日本料理屋があって、久しぶりにカツカレーを食べました。
高かったけどうまかった。
そこはどうやら、日本がベトナムを支援しているところらしく、「静岡大学・・・」と書いてあったのを覚えています。
日本のどこかと友好都市とかも結んでるのかも。
フエではお世話になった宿がもうすごくよくて、なんと5$!!
バイタクでフエ市内を回ったおっちゃんのおばさんに当たる人らしく、最初は客引きか程度で見にいったらこれがいい宿!!
新築みたいで、きれいで冷蔵庫、ホットシャワー付き。ただ、冷房は使えなくてFANなんだけど。
英語が通じないんだけど、部屋にいたらなんと、「ご飯食べる?」と家族と一緒にご飯をご馳走してくれました!!!
普通こういう安宿って朝食なし、っていう条件があったりするけど、そういうのではなく、たまたま家族がご飯の準備をしたときにいたらオレの部屋に来て、「できたよー」と来てくれました!!
いやー、本当にいいところだった。
また行きたいな。
「MIN TAM」っていう宿なので、これを読んでいる人で、もしフエに行くことがあればぜひ。
さっきの「子どもの家」のそばにある路地を入ってすぐ右にあります。
こんな案内じゃわかんないな。

フエを流れるフォーン川。
ベトナムは海に面した縦に長い国なので、こういう大きな川がたくさんあります。
こういうところで夕日を見てるのが好きでした。
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